大陰唇（読み）だいいんしん

精選版 日本国語大辞典

だい‐いんしん【大陰唇】

1. 〘 名詞 〙 女性の外部生殖器の一部をなす陰唇のうち、外側にあるもの。〔医語類聚（1872）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

大陰唇
だいいんしん
labium majus pudendi

女性外陰部の陰裂の左右両側にある大きな皮膚皺壁。外面は色素に富み，内面は粘膜。前方は皮下脂肪が多いが，後方は少く，平滑筋が多い。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

世界大百科事典（旧版）内の大陰唇の言及

【陰唇】より

…女性外陰部の一部で，大陰唇labium majus pudendiと小陰唇labium minus pudendiがある。大陰唇は男の陰囊にあたり，皮下脂肪に富んだ厚い皮膚のひだで左右1対あり，その間に陰裂をはさむ。…

【性器】より

…また，性器のうち外部から認められるものを外性器(外陰部)，体内に保護されて外部から見えないものを内性器という。外性器には，男性では陰茎，陰囊があり，女性では大陰唇，小陰唇，陰核，腟前庭などが属し，主として性交に関与する。内性器には，男性では睾丸，副睾丸，精管，精囊，前立腺などが属し，女性では卵巣，卵管，子宮などが属し，配偶子(精子あるいは卵子)の生産と輸送，とくに女性では妊娠，出産に関与している。…

※「大陰唇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」