陽徳(読み)ヨウトク

デジタル大辞泉 「陽徳」の意味・読み・例文・類語

よう‐とく〔ヤウ‐〕【陽徳】

万物生成発展させる宇宙の徳。
あらわに人に知られる徳行。⇔陰徳

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精選版 日本国語大辞典 「陽徳」の意味・読み・例文・類語

よう‐とくヤウ‥【陽徳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 万物を生育させる宇宙の徳。
    1. [初出の実例]「陛下為女主男位。唯御陰理。不陽徳」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)推古天皇七年)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐送恵師詩〕
  3. 陰徳に対して、あらわに行なう徳行。おおっぴらに人に知られる善行

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「陽徳」の意味・わかりやすい解説

陽徳
ようとく / ヤントク

北朝鮮、平安南道陽徳郡にある邑(ゆう)(町)。郡の所在地。温泉場。陽徳盆地の中央を占め、鉄道平元線および平元街道の要所である。温泉は邑の北方2キロメートルにあり、大湯池と小湯池がある。歴史の古い温泉場で、泉質カリウム・ナトリウム泉、神経痛に効く。郡の北東部の鉄瓮(てつおう)山(1095メートル)上に、昔から難攻不落の城で知られる四重城の古城鉄瓮城がある。

[魚 塘]

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