コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

隅田氏 すだうじ

1件 の用語解説(隅田氏の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

すだうじ【隅田氏】

平安後期以後,紀伊国伊都郡隅田荘に拠って活躍した武士。隅田荘は10世紀末に石清水八幡宮領として成立し,石清水八幡宮は荘内に隅田八幡宮を創建した。在地豪族の長忠延は1118年(元永1)隅田荘公文職,隅田八幡宮俗別当職に任ぜられ,それらが世襲された。長氏は那賀郡を中心とし,那賀郡司などに就任した古来の豪族であるが,忠延の子忠村以後は藤原氏を称し,さらに鎌倉時代に入って隅田氏を名のり,有力農民を一族に編成,その惣領家となった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の隅田氏の言及

【隅田荘】より

…荘域は紀ノ川をはさんで南北にひろがっており,室町時代には河北,中筋,河南の地域区分がみられ,それぞれ少なくとも64町,13町,54町の田数が存在した。鎌倉時代の13世紀初めに藤原氏(隅田氏)の請所となって石清水の支配は後退したが,地頭職は守護北条氏の手に帰し,隅田氏は地頭代職の地位にとどまっている。荘内には隅田惣領家から分かれた庶家が広範に分布し,彼らは隅田八幡宮の宮座を通じて他氏をも取り込み,隅田党という独自な武士団を構成した。…

【隅田八幡宮】より

…寺人・神人の構成は石清水にならい,別当寺は大高能寺で,別当の下に供僧6人(六坊家)が置かれ,神職として神主以下があった。別に俗別当があり,在地豪族隅田氏をこれに任じた。鎌倉時代以後,隅田氏を中心とする隅田党の氏神として宮座が形成され,氏寺の利生護国寺(現,護国寺)とともに栄え,利生護国寺は鎌倉幕府の祈禱所となった。…

※「隅田氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

隅田氏の関連キーワード大橋菊太官省符荘和鏡紀伊国屋伊都熊野鳥居禅尼坂上経澄戸谷新右衛門源俊方宮井宗兵衛

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone