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隅田氏 すだうじ

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世界大百科事典 第2版の解説

すだうじ【隅田氏】

平安後期以後,紀伊国伊都郡隅田荘に拠って活躍した武士。隅田荘は10世紀末に石清水八幡宮領として成立し,石清水八幡宮は荘内に隅田八幡宮を創建した。在地豪族の長忠延は1118年(元永1)隅田荘公文職,隅田八幡宮俗別当職に任ぜられ,それらが世襲された。長氏は那賀郡を中心とし,那賀郡司などに就任した古来の豪族であるが,忠延の子忠村以後は藤原氏を称し,さらに鎌倉時代に入って隅田氏を名のり,有力農民を一族に編成,その惣領家となった。

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世界大百科事典内の隅田氏の言及

【隅田荘】より

…荘域は紀ノ川をはさんで南北にひろがっており,室町時代には河北,中筋,河南の地域区分がみられ,それぞれ少なくとも64町,13町,54町の田数が存在した。鎌倉時代の13世紀初めに藤原氏(隅田氏)の請所となって石清水の支配は後退したが,地頭職は守護北条氏の手に帰し,隅田氏は地頭代職の地位にとどまっている。荘内には隅田惣領家から分かれた庶家が広範に分布し,彼らは隅田八幡宮の宮座を通じて他氏をも取り込み,隅田党という独自な武士団を構成した。…

【隅田八幡宮】より

…寺人・神人の構成は石清水にならい,別当寺は大高能寺で,別当の下に供僧6人(六坊家)が置かれ,神職として神主以下があった。別に俗別当があり,在地豪族隅田氏をこれに任じた。鎌倉時代以後,隅田氏を中心とする隅田党の氏神として宮座が形成され,氏寺の利生護国寺(現,護国寺)とともに栄え,利生護国寺は鎌倉幕府の祈禱所となった。…

※「隅田氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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