日本歴史地名大系 「隆岩寺」の解説 隆岩寺りゆうがんじ 茨城県:猿島郡五霞村元栗橋村隆岩寺[現在地名]五霞村元栗橋元栗橋(もとくりはし)の中央西部に所在。嘲空山超越院と称し浄土宗。本尊阿弥陀如来。本堂・観音堂・鐘楼・庫裏がある。寺伝によると開山は乗誉笈道。天正一二年(一五八四)に小笠原秀政(のち古河藩主)が義父の岡崎信康(徳川家康の長子)の菩提寺として建立。その後、笈道は信康の位牌とともに現古河(こが)市の隆岩寺に移ったといい、当寺は一時中絶。のち古河隆岩寺より世立誉導が当寺に隠居して再興を図り、古河隆岩寺朱印地より一〇石を分け受けて寺領とした。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by