階前万里(読み)カイゼンバンリ

精選版 日本国語大辞典 「階前万里」の意味・読み・例文・類語

かいぜん【階前】 万里(ばんり)

  1. ( 「管子‐法法」の「堂上遠於百里、堂下遠於千里、門廷遠於万里」による ) 軒先で起こったような出来事も、耳にはいらなければ万里の遠方の出来事と同じである。天子が地方の実情をよく知るべきであることのたとえ。
    1. [初出の実例]「然るに縁無ければ階前万里、余は狭きめざましの編輯局に同居しながら、遂に交りを納るる機会無く」(出典:売文集(1912)〈堺利彦編〉巻頭の飾・明暗二つの影法師〈小泉策太郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む