階前万里(読み)カイゼンバンリ

精選版 日本国語大辞典 「階前万里」の意味・読み・例文・類語

かいぜん【階前】 万里(ばんり)

  1. ( 「管子‐法法」の「堂上遠於百里、堂下遠於千里、門廷遠於万里」による ) 軒先で起こったような出来事も、耳にはいらなければ万里の遠方の出来事と同じである。天子が地方の実情をよく知るべきであることのたとえ。
    1. [初出の実例]「然るに縁無ければ階前万里、余は狭きめざましの編輯局に同居しながら、遂に交りを納るる機会無く」(出典:売文集(1912)〈堺利彦編〉巻頭の飾・明暗二つの影法師〈小泉策太郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む