階段関数(読み)カイダンカンスウ(英語表記)step function

デジタル大辞泉 「階段関数」の意味・読み・例文・類語

かいだん‐かんすう〔‐クワンスウ〕【階段関数】

階段状に値が変化する関数。区分的に一定の値をとる。x<0では0、x>0では1となるものは、ヘビサイドの階段関数(ヘビサイド関数)とよばれる。ステップ関数

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「階段関数」の意味・わかりやすい解説

階段関数
かいだんかんすう
step function

ある関数をグラフによって表現したとき,それが階段状になる関数をいう。ガウス記号x ] ( x をこえない最大の整数を示し,床関数ともいう) を用いた関数などは,階段関数である。階段状のグラフをもつ実際上の例としては,郵便物の目方と料金,乗車距離と運賃などがある。階段関数は,より一般的には,数直線上に閉区間 [ab] を考え,その区間において2つずつが共通点をもたないような部分区間への分割を行うとき,これらの各区間の中では定数となるような関数,として定義できる。

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