隠君子(読み)インクンシ

精選版 日本国語大辞典 「隠君子」の意味・読み・例文・類語

いん‐くんし【隠君子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 世を避けて隠れ住む有徳の人。高士
    1. [初出の実例]「隠君子事。問云。隠君子名如何。被答云。淳歟。嵯峨源氏之類歟」(出典:江談抄(1111頃)五)
    2. 「隠君子、琴を弾じ給ける空より、かげのやうなるものきたりていひけるは」(出典:古今著聞集(1254)四)
    3. [その他の文献]〔史記‐老子伝〕
  3. ( 周敦頤の「愛蓮説」に「菊、花之隠逸者也、牡丹、花之富貴者也、蓮、花之君子者也」とあるところから ) 植物きく(菊)」の異名。《 季語・秋 》

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