デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「隠巌衍真尼」の解説 隠巌衍真尼 いんがん-えんしんに 1663-1732 江戸時代中期の尼僧。寛文3年生まれ。近江(おうみ)(滋賀県)天孫神社の神職の娘。常子内親王につかえ,28歳のとき出家。黄檗(おうばく)宗の鉄面寂錬の法をつぐ。享保(きょうほう)7年近衛基煕(もとひろ)の援助で一様院をひらき,家訓をさだめ厳格な戒律をまもって生涯をおえた。享保17年1月22日死去。70歳。俗姓は滋賀。別号に貞松。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例