精選版 日本国語大辞典 「雅俗折衷文」の意味・読み・例文・類語 がぞくせっちゅう‐ぶん【雅俗折衷文】 〘 名詞 〙 明治初・中期に発達した文体。地の文は、雅文もしくは文語体、会話は口語体で、この名称は明治時代にできたが、そのさきがけは西鶴、近松にさかのぼる。[初出の実例]「稗史体(よみほんたい)は〈略〉詞を綴るには雅言五六分の雅俗折衷文(ガゾクセッチウブン)を用ふ」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例