雅文(読み)ガブン

デジタル大辞泉 「雅文」の意味・読み・例文・類語

が‐ぶん【雅文】

優雅な文。
雅言による文。主に平安時代仮名文。また、それをまねた文。江戸時代国学者が用いた呼称。→擬古文ぎこぶん
[類語]名文麗筆美文才筆達文

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精選版 日本国語大辞典 「雅文」の意味・読み・例文・類語

が‐ぶん【雅文】

  1. 〘 名詞 〙 優雅な文章。特に、平安時代の仮名文。また、それをまねて書いた文。擬古文
    1. [初出の実例]「近世人の文に、ことさらに漢文のふりを好みて、多くかきまじふるは、殊にうるさきわざ也。そはもと雅文をえさるからのしわざにて、つたなさをまぎらかさんとてぞ」(出典:玉あられ(1792))
    2. [その他の文献]〔漢書‐王嘉伝〕

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普及版 字通 「雅文」の読み・字形・画数・意味

【雅文】がぶん

正しい文章。〔子、富国〕之れを以のは、必ず君子を將(もつ)てす。

字通「雅」の項目を見る

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百科事典マイペディア 「雅文」の意味・わかりやすい解説

雅文【がぶん】

擬古文

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世界大百科事典(旧版)内の雅文の言及

【擬古文】より

…雅文,和文ともいう。明治時代から擬古文とよぶようになった。…

※「雅文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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