集福寺村(読み)しゆうふくじむら

日本歴史地名大系 「集福寺村」の解説

集福寺村
しゆうふくじむら

[現在地名]西浅井町集福寺

村の北、塩津しおつ谷北縁の谷間に立地。東部行市ぎよういち山系に発する集福寺川は西南おお川に合流。集落の西方大川沿いを塩津街道が通る。当村から池原いけはら山越池原村(現余呉町)に至る道(集福寺坂越)は、塩津街道と北国街道を結ぶ。村名はもと天台宗の吉祥山集福寺が所在したことに由来。建武三年(一三三六)一〇月、京を追われた新田義貞軍勢木目きのめ(木ノ芽峠)越えで越前敦賀を目指した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android