難行苦行(読み)ナンギョウクギョウ

デジタル大辞泉 「難行苦行」の意味・読み・例文・類語

なんぎょう‐くぎょう〔ナンギヤウクギヤウ〕【難行苦行】

[名](スル)悟りを開くため、種々の苦難に耐えて修行すること。また、ひどい苦労をすること。「難行苦行してようやく完成にこぎつける」

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精選版 日本国語大辞典 「難行苦行」の意味・読み・例文・類語

なんぎょう‐くぎょうナンギャウクギャウ【難行苦行】

  1. 〘 名詞 〙 種々の苦難に耐えて行なう修行。多く、仏道修行にいう。また、ひどく苦労すること。
    1. [初出の実例]「但読法花、難行苦行」(出典:大日本国法華経験記(1040‐44)中)
    2. 「炉壇に手をむすびてなんきゃうくきゃうの日をかさね」(出典:とはずがたり(14C前)二)
    3. [その他の文献]〔法華経‐提婆達多品〕

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四字熟語を知る辞典 「難行苦行」の解説

難行苦行

非常に辛く苦しい修行。転じて、非常な困難に耐えて苦労すること。

[活用] ―する。

[使用例] 寒風吹きすさぶ氷上径路は、なまなかな寒参りに数倍する、難行苦行となる[武田泰淳*橋を築く|1951]

[使用例] 思えば、修学旅行というものは、中年以上の先生には一種の難行苦行ではないかと存じます[井伏鱒二駅前旅館|1956~57]

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