雷干し(読み)カミナリボシ

デジタル大辞泉 「雷干し」の意味・読み・例文・類語

かみなり‐ぼし【雷干し】

シロウリ小口から螺旋らせん状に長く続けて切り、塩押しにして干したもの。適宜に切り三杯酢で食べる。輪の形のつながるさまが雷神太鼓に似るところからの名という。干し瓜。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「雷干し」の意味・読み・例文・類語

かみなり‐ぼし【雷干・雷乾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 漬物の一つ。白瓜やきゅうりの一夜漬けを、螺旋(らせん)状につながるように切り、塩に漬けて日に干したもの。つくる頃が雷雨の時季で、また、干しあげた形が雷の太鼓に似ているところからの名。ほしうり。かみなり。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「夏の雨雷干に八つ天狗」(出典:雑俳・柳多留‐八八(1825))
  3. いなかくさいことをいう遊里の語。
    1. [初出の実例]「雷干 むく鳥の類にして、田舎をさして云。ひなたくさひといふ事とぞ」(出典:随筆・北里見聞録(1817)四)

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