電子メール(読み)でんしめーる

デジタル大辞泉の解説

でんし‐メール【電子メール】

electronic mail》コンピューターネットワークを通じて行う、メッセージ通信。文字以外にも画像や音声、プログラムなどのデータの送受信ができる。送られたデータはサーバー内に蓄積され、受け手は随時アクセスして読みとる。送り先にあたる「住所」には、利用者を識別するために特定の文字列で表すメールアドレスが使われる。以前は、パソコン通信や企業内ネットワークで利用されていたが、インターネットの普及に伴い一気に利用者数が増加した。携帯電話のメールも電子メールに含まれる。Eメール。メール。エレクトロニックメール

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

電子メール【でんしメール】

電話回線などを利用してパソコン間でメールの送受信を行うシステムパソコン通信サービスの代表的なサービスであり,相手のユーザーIDを指定して文書やデータファイルを送ることができる。特にインターネットを経由する電子メールをEメール(electronic mailの略)と呼んでいる。企業内でも電子メールによる社内ネットワークを構築しているところが多い。受信者が読みたいときに読める,海外にも安価で確実にデータを送れるなどの利点があり,最近では大手パソコン通信間,パソコン通信とインターネット間のメールの転送も可能になっている。
→関連項目インターネット広告遠隔医療グループウェアストーカー規制法スパムメールデジタル署名ホスト・コンピューター

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

IT用語がわかる辞典の解説

でんしメール【電子メール】

コンピューターネットワークを通じてメッセージを送受信するシステム。文字のほか、画像、音声、プログラムなどのデータのやり取りも可能。あて先を特定するための「住所」にメールアドレスを使う。◇略して「メール」ともいう。また、「eメール」ともいう。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

でんしメール【電子メール】

コンピューター-ネットワークを使って、文字情報やデータを通信すること。送信された情報は、受信者がネットワークにアクセスすればいつでも受け取ることができる。 E メール。メール。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

電子メール
でんしメール
electronic mail

インターネットなどコンピュータネットワークを通じてユーザー間でメッセージを交換するシステム,あるいはそのメッセージ。e-mailと略記することが多い。コンピュータ間でメッセージを交換するシステムは 1960年代から存在したが,各ユーザーを abc@def.comなどという個人名とドメイン名を組み合わせたアドレスで指定する仕組みは,ARPANETの電子メールシステムを開発したレイ・トムリンソンが 1971~72年に考案したとされる。インターネットの電子メールでは,送信に SMTPと呼ばれるプロトコルを使い,メールはコンピュータからメールサーバに送られ,そこからリレー式に宛先に到着するまで転送される。受信には POPと呼ばれるプロトコルを使い,メールはユーザーの受信要求に応じて電子メールが蓄積されているメールサーバからコンピュータへ取り込まれ,メールソフトで読まれる。受信用プロトコルには,メールをすべてメールサーバ側で管理する IMAPも使われる。電子メールは文字だけでなく,画像,音声,動画なども扱えるようになっており,そのための MIMEという形式がある。これらの規格はインターネットに関する技術の標準を定める団体である IETFの発行する RFC文書で規定されている。電子メールは公私ともに利用されるようになったが,一方で過剰な広告などのスパムメールやウイルスメールなど,問題を起こすものも少なくない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電子メール
でんしめーる
electronic maile-mail

インターネットを使って、手紙(メッセージ)をやりとりするための仕組み。インターネットがこれほど普及する以前には企業や大学などの閉じた組織のなかでの情報交換の仕組みとして使われてきたが、インターネットの普及とともに、インターネットに接続している組織どうしであればだれとでも、また異なったインターネット・サービスプロバイダーであっても、そしてパーソナルコンピュータ(パソコン)ではなく携帯電話であっても自由にメッセージをやりとりできるようになった。むしろ、電子メールを使いたい人が多かったことからインターネットがここまで普及したといっても過言ではない。
 電子メールでは郵便でいうところの住所や宛名(あてな)のかわりに電子メールアドレス単にメールアドレス、略してメアドなどともよばれる)を使う。電子メールアドレスは「<個人名>@<組織名(ドメイン名)>」という形式になっており、多くの日本の企業の場合、「taro@domainname.co.jp」などというような形になる。
 電子メールが利用される背景には、時間的な制約、地理的な制約が撤廃される、つまり、相手の居場所にかかわらず、送信と同時に送付されることや、受け手が不在であっても、あとからメッセージを読むことができるなど、そのメリットが現代人の多様な生活のリズムやパターンに合致していることがある。インターネットの基本的なアプリケーションとして今後も使用され続け、電子メールアドレスをもっていない人はいなくなる、というのもあながち誇大な表現ではないだろう。
 一方で電子メールを使ったダイレクトメールなど、受取人が望まないメールの増加が著しい。メールソフトのいくつかではそうした「迷惑メール」を自動的に廃棄するなどの機能が盛り込まれるようになってきている。[中島由弘]
『ケビン・ジョンソン著、小川彩子訳、宇夫陽次朗監訳『電子メールプロトコル詳説』(2000・ピアソン・エデュケーション) ▽東弘子著『やさしいパソコン講座4 インターネット・電子メール入門』(2003・毎日コミュニケーションズ) ▽榊正憲著『電子メールシステムとsendmail』(2003・アスキー) ▽山田祥平他著『できるインターネット&電子メール入門はじめてでもわかる本』(2004・インプレス)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の電子メールの言及

【インターネット】より

…開かれた接続の概念により,インターネットの構造はあちこちで自由に変化・拡大していくことができる。
[インターネットと社会]
 インターネットの主たる応用は当初,電子メール,電子掲示板,ファイル転送,コンピューターの遠隔利用などであったが,WWWとそのブラウザが広く普及するにつれ,インターネット=WWWという受け取られ方すら出てくるようになった。インターネットを支える通信基盤が豊かになるにつれ,文字情報や簡単な絵図情報だけでなく,ステレオ音響,ビデオ映像を含むようなマルチメディア情報を乗せることが可能になった。…

【インターネット】より

…開かれた接続の概念により,インターネットの構造はあちこちで自由に変化・拡大していくことができる。
[インターネットと社会]
 インターネットの主たる応用は当初,電子メール,電子掲示板,ファイル転送,コンピューターの遠隔利用などであったが,WWWとそのブラウザが広く普及するにつれ,インターネット=WWWという受け取られ方すら出てくるようになった。インターネットを支える通信基盤が豊かになるにつれ,文字情報や簡単な絵図情報だけでなく,ステレオ音響,ビデオ映像を含むようなマルチメディア情報を乗せることが可能になった。…

【コンピューターリテラシー】より

…コンピューターを道具として使うための基本的な能力のこと。日常語で用いる文字の読み書きの能力のことを一般にリテラシーliteracyというが,コンピューターを用いた情報処理においては,日常的な文章作成や電子メールなどによるコミュニケーションなどで必要とされる基礎的な能力を特に,コンピューターリテラシーcomputer literacyという。 情報社会information societyの進展とパソコンやインターネットinternetに代表されるさまざまな情報機器や情報システム,コンピューターネットワークの普及につれて,誰でもが,コンピューターを扱える必要性が生じ,また,そのための教育が大学から小学校まで始まっている。…

【ネットワークサービス】より

…そこで,世界中のWWWの情報を定期的にロボットと呼ばれるソフトウェアで収集してデータベースを作成しておき,ユーザーがこのデータベースをキーワードで検索して所望の情報の場所を知ることができる検索サービスも提供されている。 WWWのような新しいサービスだけでなく,電子メールのような古典的なサービスも非常によく利用されている。たとえば,メーリングリストと呼ぶサービスでは,特定のメールボックス宛に送られたメールがあらかじめ登録されたメンバー全員にコピーされてリアルタイムに送られる。…

※「電子メール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ユニコーン企業

企業としての評価額が10億ドル(約1250億円)以上で、非上場のベンチャー企業を指す。ベンチャー企業への投資を専門的に行う投資会社を「ベンチャーキャピタル(venture capital)」と呼ぶが、...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

電子メールの関連情報