精選版 日本国語大辞典 「電磁光学」の意味・読み・例文・類語 でんじ‐こうがく‥クヮウガク【電磁光学】 〘 名詞 〙 光を電磁波として扱い、電磁気学の理論を用いて光の現象を研究する科学。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電磁光学」の意味・わかりやすい解説 電磁光学でんじこうがくelectromagnetic theory of light 光を電磁波として扱い,研究する光学の分野。マクスウェルの方程式から電磁現象が空間を波動として伝わる解が得られ,その速度が光の速度と一致することから,光の電磁波説が成立した。ここから光の吸収・放出・散乱・分散などを電磁波と物質の相互作用という観点から論じる電磁光学理論が発展してきた。その後,結晶光学,金属光学,薄膜の光学などが物質の電磁的性質を解明してきたが,こうした名称で呼ばれた学問は,巨視的立場からは古典的に論じられることが多くなった。そのため結晶などの量子力学的性質が論じられる場合には光物性光学,光と物質の相互作用として光の量子力学的ふるまいが重要になってくる場合には,量子光学と呼ばれる学問分野が発展してきた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by