霊気(読み)リョウゲ

デジタル大辞泉 「霊気」の意味・読み・例文・類語

りょう‐げ〔リヤウ‐〕【霊気】

もののけ。つきもの。
「―などいひて、物参らずなむありつるを」〈宇津保・国譲中〉

れい‐き【霊気】

神秘的な気配・雰囲気。「神域霊気にふれる」

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精選版 日本国語大辞典 「霊気」の意味・読み・例文・類語

れい‐き【霊気】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「れいぎ」とも ) 霊妙な気。神秘的な気配・雰囲気。霊氛(れいふん)
    1. [初出の実例]「霊気自初託主人、聞難渋之勅語、怒目張口、忿怒非常也」(出典:権記‐長保二年(1000)五月二五日)
    2. 「弓矢のれいぎ」(出典:仮名草子・恨の介(1609‐17頃)下)
    3. [その他の文献]〔管子‐内業〕

りょう‐げリャウ‥【霊気】

  1. 〘 名詞 〙 生霊死霊の類。もののけ。つきもの。
    1. [初出の実例]「物とふにはりゃうけとぞ。されば真言院の律師のもとに、消息いひ遣はしつ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)

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普及版 字通 「霊気」の読み・字形・画数・意味

【霊気】れいき

霊妙の気。〔管子、内業〕靈氣心に在り、一來一す。其の細は無く、其の大は外無し

字通「霊」の項目を見る

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