霊鷲寺(読み)りようじゆうじ

日本歴史地名大系 「霊鷲寺」の解説

霊鷲寺
りようじゆうじ

[現在地名]小郡市松崎

松崎まつざきの飛地の近道ちかみち(通称薬師町)にある。山号は瑞松山。臨済宗南禅寺派。本尊観音菩薩。乾元元年(一三〇二)西牟田弥次郎永家が後二条天皇から瑞松山霊鷲寺の寺額と勅願所の綸旨を受け、三潴みづま西牟田にしむた(現筑後市)に創建したという。鎌倉建長寺蘭渓道隆の法嗣の雲山元怡(西牟田家綱次男)開山で、諸山の寺格を有する五山派の寺院であった。以後勅願寺として後土御門・後柏原の各天皇から勅願所の綸旨を与えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む