霜夜（読み）シモヨ

デジタル大辞泉

しも‐よ【霜夜】

空が晴れて霜の降りる寒い夜。《季 冬》「我骨のふとんにさはる―哉／蕪村」

そう‐や〔サウ‐〕【霜夜】

霜が降りた夜。しもよ。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

しも‐よ【霜夜】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 霜のおりる寒い夜。《 季語・冬 》
   1. [初出の実例]「小竹(ささ)が葉のさやぐ志毛用(シモヨ)に七重着(か)る衣に益(ま)せる子ろが膚はも」(出典：万葉集（８Ｃ後）二〇・四四三一)
3. ② 香木の名。分類は伽羅(きゃら)。香味は甘酸。六十一種名香の一つ。冷ややかに冴えた匂いであるところからの名。

そう‐やサウ‥【霜夜】

1. 〘 名詞 〙 霜がおりた夜。しもよ。
   1. [初出の実例]「美陽洞秋壇、燕子楼霜夜、をばすて山の明ぼの、あかしの浦の浪のこゑ」(出典：宝物集（1179頃）三)
   2. [その他の文献]〔李白‐寄崔侍御詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【霜夜】そうや

しも夜。

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出典　平凡社「普及版 字通」