青木実三郎(読み)アオキ ジツサブロウ

20世紀日本人名事典 「青木実三郎」の解説

青木 実三郎
アオキ ジツサブロウ

明治〜昭和期の教育家



生年
明治18(1885)年7月14日

没年
昭和43(1968)年4月16日

出生地
島根県仁多郡馬木村(現・横田町)

別名
号=実坊,股火,股火堂

学歴〔年〕
島根師範学校〔明治41年〕卒

経歴
島根県下の小学校教員を歴任して図画を教えた。芦田恵之介が進めた自由な綴り方運動に影響を受け、大正4年より農村児童実情に合った「考案画」と称する自由画を創始。この教授法は、10年地元の「松陽新報」が主催する第一回自由画懸賞募集に応募したのを機に脚光を浴びるようになった。大正13年に依願退職するが、間もなく復帰、児童の全人教育に尽力し、昭和19年に教職を辞した。一方で、実坊と号して俳句川柳童謡などを作り、馬木俳句会などを主宰

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「青木実三郎」の解説

青木実三郎 あおき-じつさぶろう

1885-1968 明治-昭和時代の教育者
明治18年7月14日生まれ。41年郷里島根県仁多郡内の小学校訓導となり,昭和19年まで訓導,校長としておしえる。芦田恵之助の自由な綴り方運動に啓発され,生活に根ざした農山村児童の自由画教育実践。児童の全人教育をはかった。昭和43年4月16日死去。82歳。島根師範卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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