青梅神社(読み)あおうめじんじや

日本歴史地名大系 「青梅神社」の解説

青梅神社
あおうめじんじや

[現在地名]館林市本町二丁目

本町ほんちよう(日光脇往還)西側にある。古くは谷越町やごえちよう天満宮(「万聞書」山田文書)、青梅天神(略縁起)とよばれ、祭神は菅原道真。安政六年(一八五九)二月別当菅霊山宝幢ほうどう寺より館林藩に提出した青梅天神略縁起によれば、菅原道真が筑紫下向の際四方に投げた梅の実のうち、東方に飛んだものが上野国青柳あおやぎの地に根付き常成の梅となった。のち赤井氏の居城青柳城の鎮守として、当社が祀られたという。館林に築城後、城中鎮護のため大手門外天神てんじん曲輪に勧請した(館林記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android