青米(読み)あおまい

精選版 日本国語大辞典 「青米」の意味・読み・例文・類語

あお‐まい あを‥【青米】

〘名〙
① 実りが十分でなく、青みを帯びている米。あおごめ。〔最新現代語辞典(1933)〕
収穫期光沢のある緑色を示す玄米。搗(つ)くことによって緑色は除かれ、味は完全米と変わらない。活青(いきあお)

あお‐ごめ あを‥【青米】

〘名〙 紺色を帯びた米粒成熟度により葉緑素の残留する米をいう。年貢納入のときは砕米などと共に選別することを要求された。
地方凡例録(1794)七「御年貢の儀、随分米症撰、荒砕籾、青米等の分撰出」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

栄養・生化学辞典 「青米」の解説

青米

 玄米が緑色にみえるコメで,開花が遅かったもみに葉緑素が残っているためにみられる現象.新米では新鮮さの指標とみられる場合もあるが,古米では質の悪いコメとみられる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android