青鳥(読み)セイチョウ

デジタル大辞泉 「青鳥」の意味・読み・例文・類語

せい‐ちょう〔‐テウ〕【青鳥】

青い鳥
《前漢の東方朔とうぼうさくが3本足の青鳥の来たのを見て、西王母せいおうぼの使いだといったという「漢武故事」の故事から》使い。使者。また、書簡
「―飛び来たりて芳翰はうかんを投げたり」〈平家・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「青鳥」の意味・読み・例文・類語

せい‐ちょう‥テウ【青鳥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 青い鳥。
    1. [初出の実例]「青鳥居山日、丹鳥表瑞時」(出典経国集(827)一四・奉試詠三一首〈文室真室〉)
    2. [その他の文献]〔張衡‐西京賦〕
  3. ( 前漢の東方朔が、三足の青い鳥の飛来したのを見て、西王母の使いであるといった「漢武故事」の故事から ) 使者。使い。書簡をとどける使者。また、書簡。
    1. [初出の実例]「欲神仙会、青鳥入瓊楼」(出典:懐風藻(751)七夕〈藤原総前〉)
    2. 「案内を達せんとするところに、青鳥飛来りてはうかんを投げたり」(出典:平家物語(13C前)四)
    3. [その他の文献]〔書言字考節用集(1717)〕

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