静栖寺(読み)じようせいじ

日本歴史地名大系 「静栖寺」の解説

静栖寺
じようせいじ

[現在地名]松伏町田中二丁目

古利根川左岸にある。定水山寿量院と号し、真言宗智山派。本尊阿弥陀如来で、恵心僧都の作と伝える。京都仁和寺末であった。元和九年(一六二三)明海により草創された。開基檀那の石川氏は当地の旧土豪で、代々民部と称し名主を勤めたが、一方で仏法への帰依も厚く、初代の法名道性をはじめ二代道善・三代静栖・四代道忠は近在二一ヵ寺の開基檀那として田畑を寄付した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android