精選版 日本国語大辞典 「面上」の意味・読み・例文・類語 めん‐じょう‥ジャウ【面上】 〘 名詞 〙 ( 古くは「めんしょう」か )① 顔の表面。顔面。また、顔。[初出の実例]「不レ覚鬢辺霜気侵、自然面上桃花色」(出典:菅家文草(900頃)三・路遇白頭翁)「神命十誡をその面上に印するが如しと云へり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一三)[その他の文献]〔杜甫‐不帰詩〕② 面会すること。多く手紙で、お目にかかって直接申し上げますの意に用いる。[初出の実例]「近日至越中可相働候之条、其節期面上候」(出典:上杉家文書‐天正一三年(1585)七月八日・丹羽長重書状)[その他の文献]〔日葡辞書(1603‐04)〕「やるに返事のなき文詞 恨なを面上(メンジャウ)にまたたっすべし〈梅盛〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例