面相(読み)メンソウ

デジタル大辞泉 「面相」の意味・読み・例文・類語

めん‐そう〔‐サウ〕【面相】

《「めんぞう」とも》
顔のありさま。顔つき。「恐ろしい面相の人」「百面相」→御面相
面相筆」の略。
[類語](1顔付き顔立ち容貌面構え面差し面立ち面影人相容色相好血相形相剣幕面魂表情

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「面相」の意味・読み・例文・類語

めん‐そう‥サウ【面相】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「めんぞう」とも )
  2. 顔に現われた様子。顔の有様。人相。また、単に顔かたち。かおつき。
    1. [初出の実例]「鬢水に面像をみれば、寸の首、劔の前にかかって、むなしくなるといふ面相あり」(出典:平治物語(1220頃か)上)
    2. 「御ほとけ仏しもちてまいる。〈略〉御めんさうちかころうつくしうみえさします」(出典:御湯殿上日記‐延徳三年(1491)二月一〇日)
  3. めんそうふで(面相筆)」の略。

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