革進党(読み)かくしんとう

百科事典マイペディア 「革進党」の意味・わかりやすい解説

革進党(米国)【かくしんとう】

(1)1912年共和党大会でタフトと大統領候補指名を争ったT.ローズベルトが脱党して結成した政党進歩党とも。新国民主義に基づく直接民主制の拡大,広範な社会改革を主張。1916年の大統領選挙後ほとんどが共和党に復帰。(2)1948年トルーマン政権の商務長官H.A.ウォーレス民主党から脱党して結成した政党。進歩党とも。社会福祉の増進人種差別廃止,対ソ平和外交を唱え,反トルーマンのリベラル派の結集をはかるが,朝鮮戦争への介入に反対して支持者を失い,1952年大統領選挙後解体。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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