鞭笞(読み)ベンチ

デジタル大辞泉 「鞭笞」の意味・読み・例文・類語

べん‐ち【××笞】

[名](スル)むち。むちで打つこと。
「―して之を懲したるに」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鞭笞」の意味・読み・例文・類語

べん‐ち【鞭笞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. むち。鞭策
  3. むちで打つこと。むちうつこと。転じて、強くはげまし激励すること。鞭撻
    1. [初出の実例]「城狐社鼠喩。有罪免鞭笞」(出典本朝続文粋(1142‐55頃)一・参安楽寺詩〈大江匡房〉)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐方術伝費長房〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鞭笞」の読み・字形・画数・意味

【鞭笞】べんち

むちうつ。漢・賈誼〔過秦論、上〕始皇に至るにんで、六世の餘烈を奮ひ、長策を振ひて宇す。~敲(かうぼく)を執りて以て天下を鞭笞し、威、(かいだい)に振ふ。

字通「鞭」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android