鞭撻(読み)ベンタツ

デジタル大辞泉 「鞭撻」の意味・読み・例文・類語

べん‐たつ【××撻】

[名](スル)
むちで打ってこらしめること。
努力するように励ますこと。「御指導御鞭撻のほどお願い申しあげます」
人民は国の智徳の為に―せられて」〈福沢文明論之概略
[類語]助言教示訓示アドバイスコンサルティングカウンセリング伝授する講義する講ずる仕込むたたき込む育てる導く仕付ける教鞭を執る薫育教化教学文教育英ガイダンス手を取る示教指教徳育知育体育矯正薫陶入れ知恵洗脳感化徳化醇化啓発啓蒙指導導き教え手引き指南教授教育訓育教導補導ほどう善導誘掖ゆうえき手ほどき教習コーチ教える励ます力付ける引き立てる元気付ける螺子ねじを巻く発破をかける活を入れる鼓舞督励激励声援

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精選版 日本国語大辞典 「鞭撻」の意味・読み・例文・類語

べん‐たつ【鞭撻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. むちで打ってこらしめること。
    1. [初出の実例]「其人を鞭撻(ベンタツ)して追放ありし事」(出典:授業編(1783)四)
    2. [その他の文献]〔世説新語‐政治〕
  3. 努力をおこたるなと強くはげますこと。叱咤激励(しったげきれい)すること。
    1. [初出の実例]「捧微祿、鞭撻痴児之不学問」(出典:朝野群載(1116)九・大江匡衡辨官申文〈大江匡衡〉)
    2. 「人民は国の智徳の為に鞭撻せられて」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔魏志‐武帝紀評〕

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普及版 字通 「鞭撻」の読み・字形・画数・意味

【鞭撻】べんたつ

むちうつ。〔風俗通義怪神〕司南陽の來季、停喪して殯(ひん)に在り。忽然牀上に坐し、~孫兒女、を以て誡するに、事に條貫り。奴婢を鞭撻するに、皆其のちを得たり。

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