デジタル大辞泉 「音響カプラー」の意味・読み・例文・類語 おんきょう‐カプラー〔オンキヤウ‐〕【音響カプラー】 《acoustic coupler》電話の送受話器を利用し、音声信号によってデータの送受信を行う装置。コンピューターの入出力を電話線を使って伝送するときなどに使われる。アコースティックカプラー。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「音響カプラー」の意味・わかりやすい解説 音響カプラーおんきょうかぷらー 電話機を介して公衆回線を利用し、データ通信を行うための装置。電話用の回線はもともとアナログ信号、すなわち音声信号を送信することを目的としているが、音声信号を符号化してデジタル信号に変換する装置に、電話の受話器を挿入することで、公衆回線を通して遠隔地のコンピュータと端末装置をつなげることができる。ただし、送受信速度は専用のデータ通信回線に比べて遅くなるのはやむをえない。音響カプラーは現在ではほとんど使われていない。[小野勝章・山本喜一][参照項目] | コンピュータ | データ通信 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例