須可麻神社(読み)すかまじんじや

日本歴史地名大系 「須可麻神社」の解説

須可麻神社
すかまじんじや

[現在地名]美浜町菅浜

越地こしじ川の左岸馬石うまいし山の裾に鎮座する。祭神は須可麻大神。「延喜式」神名帳の三方みかた郡「須可麻神社」に比定される。正五位菅竈明神(享保一〇年書写「若狭国神名帳」)、世永明神(若狭国志)とも記される。境内に稲荷神社・大川神社・日吉神社・麻気神社・広嶺神社・塩竈神社を祀り、菅浜すがはまの産土神という(三方郡誌)。「若州管内社寺由緒記」には「世永明神、本地薬師如来、古来より所の氏神、由来不知、丹波猿楽梅若太夫、毎月十八日参神事能仕候、今以倉太夫参り神事能仕候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android