領巾振山(読み)ヒレフリヤマ

精選版 日本国語大辞典 「領巾振山」の意味・読み・例文・類語

ひれふる‐やま【領巾振山・領巾麾山】

  1. ひれふりのみね(褶揺峰)
    1. [初出の実例]「松浦川河音たかしさよ姫のひれふる山の五月雨の比〈宗尊親王〉」(出典:続後拾遺和歌集(1326)夏・二一三)

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百科事典マイペディア 「領巾振山」の意味・わかりやすい解説

領巾振山【ひれふりやま】

佐賀県唐津市東端のメーサ状の丘陵鏡山とも。標高284m。松浦佐用姫任那(みまな)に渡る大伴狭手彦山頂から領巾を振って送ったという。虹ノ松原,唐津市の夜景が美しく玄海国定公園に属する。唐津市からバス
→関連項目唐津[市]虹ノ松原

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「領巾振山」の意味・わかりやすい解説

領巾振山
ひれふるやま

鏡山」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の領巾振山の言及

【鏡山】より

…山名は,神功皇后が朝鮮出兵の戦勝を祈念して鏡を山頂に埋めたことによると伝える。また任那に渡る大伴狭手彦(おおとものさでひこ)の軍船に向かって,土地の長者の娘松浦佐用姫(まつらさよひめ)がこの山から領巾(ひれ)を振って別離を悲しんだという伝説から,領巾振(ひれふり)山の別名があり,《万葉集》などに歌われている。花コウ岩の上に玄武岩をのせたテーブル状の山で,玄海国定公園の一中心をなす。…

※「領巾振山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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