夜景(読み)やけい

精選版 日本国語大辞典 「夜景」の意味・読み・例文・類語

や‐けい【夜景】

〘名〙
① 夜のけはいが感じられる頃。夜中
兵範記‐保元元年(1156)一〇月一一日「今日女院御出家、可夜景
② 夜のけしき。夜のながめ。夜色
野心(1902)〈永井荷風〉二「少時(しばし)の間は画像や巴里(パリー)の夜景抔(など)へ遣り処の無い眼を物して居たが」
③ 月の光。月光。〔陶潜辛丑歳七月赴仮還江陵夜行塗中詩〕

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デジタル大辞泉 「夜景」の意味・読み・例文・類語

や‐けい【夜景】

夜の景色。夜の眺め。
[類語]夜色景色山色さんしょく水色すいしょく白砂青松はくしゃせいしょう野色やしょく野景柳暗花明りゅうあんかめい春景煙景秋景雪景夕景せっけい・ゆうけい暮景晩景夕景色

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「夜景」の読み・字形・画数・意味

【夜景】やけい

夜の景色。晋・陶潜〔辛丑の歳七月、~江陵より、夜、塗口に行く〕詩 涼風りて、將(まさ)に夕(ゆふべ)ならんとし 夜景、湛(たん)としてなり

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