顔振峠(読み)かあぶりとうげ

日本歴史地名大系 「顔振峠」の解説

顔振峠
かあぶりとうげ

越生町黒山くろやま飯能長沢ながさわとの境にある標高五〇〇メートルの峠。コウブリともいう。「風土記稿」や「武蔵野話」は「かあふり」と訓じ、「郡村誌」は面振峠と書き「かほふり」とする。峠名は源義経・弁慶主従がここを越えたとき峠からの眺望がよくて義経が顔を振ったからとか、峠道のきつさに弁慶があごを出して顔を振ったからなどの伝承がある。黒山村から江戸へ出るのに当峠が利用されたが、俗に権現ごんげんとか尼寺とよばれた天龍てんりゆう(現飯能市)への参拝者の通行が多かった。また六斎市の開かれた今市いまいち村と宿場として機能していた坂石町分さかいしまちぶん(現飯能市)とを結ぶ道として、物資流通のうえでも賑わい牛馬による輸送が盛んであった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む