顔見世の二番目(読み)カオミセノニバンメ

デジタル大辞泉 「顔見世の二番目」の意味・読み・例文・類語

顔見世かおみせ二番目にばんめ

顔見世狂言二番目は出演者の多い狂言を出したところから》家族の多いことのたとえ。
「おらが内は―といふ内だから、居候の絶えねえもいい」〈滑・浮世床・初〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「顔見世の二番目」の意味・読み・例文・類語

かおみせ【顔見世】 の 二番目(にばんめ)

  1. ( 江戸歌舞伎の顔見世狂言の二番目は世話場で、雪降り町家の場面が多く、多数人物が出入りするところから ) 雪降りの情景や、町家のごたごたしたさまにいう。
    1. [初出の実例]「こふお庭を見渡した所は㒵(カホ)見せの二ばん目といふものだのう」(出典洒落本・文選臥坐(1790)東北の雲談)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android