顔見世の二番目(読み)カオミセノニバンメ

デジタル大辞泉 「顔見世の二番目」の意味・読み・例文・類語

顔見世かおみせ二番目にばんめ

顔見世狂言二番目は出演者の多い狂言を出したところから》家族の多いことのたとえ。
「おらが内は―といふ内だから、居候の絶えねえもいい」〈滑・浮世床・初〉

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精選版 日本国語大辞典 「顔見世の二番目」の意味・読み・例文・類語

かおみせ【顔見世】 の 二番目(にばんめ)

  1. ( 江戸歌舞伎の顔見世狂言の二番目は世話場で、雪降り町家の場面が多く、多数人物が出入りするところから ) 雪降りの情景や、町家のごたごたしたさまにいう。
    1. [初出の実例]「こふお庭を見渡した所は㒵(カホ)見せの二ばん目といふものだのう」(出典洒落本・文選臥坐(1790)東北の雲談)

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