顕孝院(読み)けんこういん

日本歴史地名大系 「顕孝院」の解説

顕孝院
けんこういん

[現在地名]山口市大字鋳銭司 岡

臨済宗東福寺派で慈雲山と号す。本尊聖観音

文明年間(一四六九―八七)大内教弘の女妙英尼が鋳銭司の大円すぜんじのおおえんの地に庵居し、顕孝院と号した。大内義興は明応七年(一四九八)七月「周防国吉敷郡潟上庄内五拾石地」を寄進(顕孝院文書)。永正一四年(一五一七)妙英尼は没したが、その遺言により、九江慈淵を招いて開山とし、曹洞宗の寺とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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