願生坊(読み)がんしようぼう

日本歴史地名大系 「願生坊」の解説

願生坊
がんしようぼう

[現在地名]枚方市枚方元町

真宗大谷派、杳雲台と号し、本尊阿弥陀如来。もと順興じゆんこう寺と称した。開基は本願寺九世実如。「大谷一流諸家分脈系図」の実如の条に「河州牧方坊並参州鷲塚之坊開山」と記し、「諸家分脈系図」の順興寺系譜も開基を実如とする。京都市上京区順興寺に蔵される明応六年(一四九七)の本願寺八世蓮如の文書は、当寺は同年蓮如の末子実従が蓮如より譲られたと記すが、同文書は蓮如真筆でなく実従は明応七年の出生で信じがたく、実従は実如開創後入寺したと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む