デジタル大辞泉
「風草」の意味・読み・例文・類語
かぜ‐くさ【風草】
イネ科の多年草。野原・路傍に群生し、高さ40~50センチ。葉は細長く、8~10月、まばらな穂を円錐状につける。うらはぐさ。かぜしりぐさ。風知草。《季 夏》
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かぜ‐くさ【風草】
- 〘 名詞 〙
- ① イネ科の多年草。本州、四国、九州の日当たりのよい土堤や道ばたにふつうに生える。高さ三〇~六〇センチメートル。茎は叢生して大きな株となる。葉は幅二~六ミリメートル、長さ三〇~四〇センチメートルで先は細くとがり、基部は二つ折りの鞘となって茎を包む。秋、茎頂に暗紫色またはすみれ色の小花穂を多数つけた長さ約三〇センチメートルの円錐花序を出す。かぜしりぐさ。ふうちそう。みちしば。〔日本植物名彙(1884)〕
- ② 植物「おぎ(荻)」の異名。《 季語・秋 》 〔匠材集(1597)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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風草 (カゼクサ)
学名:Eragrostis ferruginea
植物。イネ科の多年草
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の風草の言及
【安達清河】より
…江戸中期の漢詩人。名は修。字は文仲。下野(しもつけ)の人。修験道の家に生まれたが,家業を嫌って青年時に江戸に出,服部南郭に学んで漢詩人として立った。市隠草堂という詩社を開き,一般の武士や町人を対象に漢詩を教授したことで知られる。18世紀後半から漢詩の趣味が広く普及するようになるが,多数の人に漢詩を教授することで生計を立てた清河の生き方は,その漢詩普及という時代の風潮を体現するものとされる。詩集に《市隠草堂集》(前編1775,後編1788,遺編1802)があるほか,市隠草堂の門人たちの詩を集めた《嚮風草(きようふうそう)》(初編1770,2編1784)がある。…
※「風草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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