デジタル大辞泉 「飄」の意味・読み・例文・類語 ひょう【飄】[漢字項目] [音]ヒョウ(ヘウ)(呉)(漢) [訓]つむじかぜ1 急に舞い上がる風。つむじかぜ。「飄風」2 風にひるがえり舞う。「飄飄・飄揚」3 気任せにぶらつく。「飄逸・飄然・飄飄」4 (「嫖ひょう」と通用)浮かれ遊ぶ。「飄客」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「飄」の読み・字形・画数・意味 飄20画 [字音] ヒョウ(ヘウ)[字訓] つむじかぜ・はやて・ひるがえる[説文解字] [字形] 形声正字は(ひよう)に従い、声。は屍(しかばね)を焚(や)く象。その強い火勢によってものが高くふきあげられる意がある。それでつむじ風を飄という。〔説文〕十三下に「回風なり」とあり、旋風をいう。人の性情や生涯の上に移して、飄逸といい、飄零という。[訓義]1. つむじ風、はやて、疾風。2. ひるがえる、とぶ。3. さまよう、さすらう、ただよう、おちる。[古辞書の訓]〔名義抄〕飄 カヘル・ツムジカゼ・トキカゼ・アガル・タダヨフ・ヒルガヘル・ヲツ・トフ・アラフ・カゼ・スズシキカゼ・ヒラメク・ヒロメク・フク・アソブ・ハヤシ 〔字鏡集〕飄 アソブ・アガル・カヘス・タダヨフ・ツジカゼ・ヒルガヘル・メグラス・トキカゼ・ハヤシ・カゼ・ヲツ・トブ・キザス・ヒラメク・フク[語系]飄・漂phiは同声。風に飄揺することを飄、波に浮動することを漂という。飆・piも同系の語。扶揺の合音biも声近く、一系の語である。[熟語]飄逸▶・飄▶・飄曳▶・飄焉▶・飄起▶・飄寄▶・飄客▶・飄寓▶・飄▶・飄撃▶・飄忽▶・飄兀▶・飄▶・飄颯▶・飄散▶・飄残▶・飄爾▶・飄疾▶・飄袖▶・飄▶・飄迅▶・飄旋▶・飄然▶・飄墜▶・飄▶・飄泊▶・飄薄▶・飄▶・飄泛▶・飄霏▶・飄飄▶・飄舞▶・飄風▶・飄払▶・飄▶・飄▶・飄沐▶・飄▶・飄揺▶・飄落▶・飄流▶・飄淪▶・飄零▶・飄冷▶[下接語]衣飄・雲飄・急飄・狂飄・軽飄・孤飄・香飄・高飄・絮飄・帆飄・微飄・縹飄・浮飄・風飄・紛飄・飄・遊飄・乱飄・流飄・淪飄・輪飄 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報