飄零(読み)ヒョウレイ

デジタル大辞泉 「飄零」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐れい〔ヘウ‐〕【×飄零】

[名](スル)
花びらや葉がひらひらと落ちること。
おちぶれること。

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精選版 日本国語大辞典 「飄零」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐れいヘウ‥【飄零】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 風に吹かれておちること。飄落
    1. [初出の実例]「古松盤屈臨巖曲、霜葉飄零依水辺」(出典新編覆醤集(1676)一・室津)
  3. さすらうこと。さまよい歩くこと。飄落。
    1. [初出の実例]「飄零遠客誰能記、感喜友懐封」(出典:蕉堅藁(1403)祚天元京師書至喜而有寄)
    2. [その他の文献]〔劉滄‐旅館書懐〕
  4. ( 形動タリ ) おちぶれること。また、そのさま。零落。飄落。漂零。
    1. [初出の実例]「太白飄零子美窮、也知国乱血流紅」(出典:空華集(1359‐68頃)七・読李杜詩戯酬空谷応侍者)

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普及版 字通 「飄零」の読み・字形・画数・意味

【飄零】ひよう(へう)れい

うらぶれる。清・顧炎武江南諸子と別る〕詩 塞(ぜつさい)に飄零して、(はなは)だ書をはす 來(けつらい)(爾来行李使者)、問ふ何如(いかん)ぞ

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