デジタル大辞泉
「飄飄」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひょう‐ひょうヘウヘウ【飄飄】
- 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
- ① 風が吹く音。また、そのさま。
- [初出の実例]「風飄々と翻りて砂を返し」(出典:海道記(1223頃)手越より蒲原)
- [その他の文献]〔陶潜‐帰去来辞〕
- ② 雲や物が風に吹かれて、空中に舞うさま。翻るさま。
- [初出の実例]「

秋云暮、飄飄葉已涼」(出典:懐風藻(751)晩秋於長王宅宴〈田中浄足〉) - 「五雲飄飄(ヒョウヒョウ)として」(出典:太平記(14C後)三七)
- [その他の文献]〔張衡‐西京賦〕
- ③ 当てもなくさすらうさま。身軽に動くさま。
- [初出の実例]「これにて回向すみぬとて、他の詞はなく、瓢々(ヘウヘウ)として帰給ひぬ」(出典:読本・本朝酔菩提全伝(1809)七)
- [その他の文献]〔杜甫‐旅夜書懐詩〕
- ④ 世事にとらわれないさま。世間ばなれがしてつかまえどころのないさま。飄飄乎。
- [初出の実例]「飄々(ヘウヘウ)としてわが行末を覚束ない風に任せて平気なのは」(出典:野分(1907)〈夏目漱石〉四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「飄飄」の読み・字形・画数・意味
【飄飄】ひようひよう(へうへう)
ひらひらと風に吹かれるさま。晋・陶潜〔帰去来の辞〕舟は遙遙(えうえう)として輕く
(あが)がり、風は飄飄として衣を吹く。字通「飄」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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