飛六方(読み)トビロッポウ

デジタル大辞泉 「飛六方」の意味・読み・例文・類語

とび‐ろっぽう〔‐ロクパウ〕【飛(び)六方】

歌舞伎六方の一。一足ずつにはずみをつけて飛ぶように踏む六方。走っていくようすを表すもので、「勧進帳」の弁慶などにみられる。

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精選版 日本国語大辞典 「飛六方」の意味・読み・例文・類語

とび‐ろっぽう‥ロクハウ【飛六方】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎の演技一つ両足にそれぞれはずみをつけてとぶように踏む六方。「勧進帳」の幕外で弁慶が踏む六方など。
    1. [初出の実例]「懐手して室内を飛六法(トビロッパフ)でも踏む様な足どりで」(出典:黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉三)

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