飛鳥-藤原の宮都とその関連資産群(読み)あすかふじわらのきゅうととそのかんれんしさんぐん

世界遺産詳解の解説

あすかふじわらのきゅうととそのかんれんしさんぐん【飛鳥-藤原の宮都とその関連資産群】

2007年に日本の世界遺産暫定リストに記載された古代遺跡。奈良県の高市郡明日香(あすか)村、橿原市、桜井市の一帯は、古代に都がありその関連遺跡が保存されている。592年に推古天皇が飛鳥に豊浦宮を開き、694年に持統天皇が藤原京に遷都し、710年には元明天皇が平城京に遷都した。飛鳥京・藤原京は、およそ約120年間、都が置かれた古都である。遺跡の大半は地下に遺存し、歴史的建造物はないが、古代を髣髴(ほうふつ)させる豊かな自然と、古代都市の威厳を備えた独特の雰囲気が残っている。世界遺産への登録を目指す資産は、橘寺旧境内地、岩屋山古墳、伝飛鳥板蓋宮(いたぶきのみや)跡、飛鳥水落遺跡、飛鳥稲淵宮殿跡、飛鳥池工房遺跡、飛鳥京跡苑池などの飛鳥京の遺跡と藤原宮跡、藤原京朱雀大路跡などの藤原京の遺跡、さらに石舞台古墳・高松塚古墳・キトラ古墳などの名だたる古墳をはじめとする多くの古墳群と川原寺跡・大官大寺跡・飛鳥寺跡などの寺院跡、大和三山(耳成山・畝傍山(うねびやま)・天香具山(あまのかぐやま))などである。

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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