飯島茂(読み)イイジマ シゲル

20世紀日本人名事典 「飯島茂」の解説

飯島 茂
イイジマ シゲル

明治・大正期の陸軍軍医 陸軍軍医総監。



生年
慶応4年7月10日(1868年)

没年
昭和28(1953)年7月15日

出生地
山梨県

学歴〔年〕
千葉県立医学校〔明治21年〕卒

学位〔年〕
医学博士

経歴
明治24年山梨県日川病院長、25年峡東医会会頭、27年陸軍三等軍医となり第6師団付、30年陸軍軍医学校修了。日露戦後に第3師団野戦病院長として従軍。40年横須賀衛戌病院長、42年二等軍医正となり名古屋衛戌病院長。大正3年日独戦後に独立第18師団軍医部長として従軍。4年一等軍医正に進み第15師団軍医部長、8年陸軍省医務局医事課長、9年軍医監、関東軍軍医部長、13年軍医総監、14年陸軍軍医学校長となった。15年退官。著書に「臨床医典」「行軍病論」「日本選兵史」「硯墨新語」がある。竜孫、甲山、不求安居主人の号で詩歌をよくした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「飯島茂」の解説

飯島茂 いいじま-しげる

1868-1953 明治-昭和時代前期の軍人
慶応4年7月10日生まれ。陸軍軍医。日清(にっしん)戦争,日露戦争,第一次大戦に従軍。大正13年軍医総監,14年陸軍軍医学校長となる。15年予備役。昭和28年7月15日死去。85歳。甲斐(かい)(山梨県)出身。第一高等中学校医学部(現千葉大)卒。著作に「行軍病論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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