日本歴史地名大系 「飯盛町」の解説 飯盛町いいもりちよう 長崎県:北高来郡飯盛町面積:二四・八一平方キロ北高来郡の南西部、諫早(いさはや)市の南、長崎市の東に位置する。南部は橘(たちばな)湾に臨む。東部の沖に前(まえ)ノ島・向(むこう)島、西に上(かみ)ノ島・下ノ島がある。北部より南西部にかけて八天(はつてん)岳(二九六・七メートル)・松尾(まつお)岳(三九五メートル)・飯盛山(二九四メートル)・佐田(さだ)岳(二八一・二メートル)などがあり、これらを水源とする田結(たゆい)川が西部を、江(え)ノ浦(うら)川が中央やや東側を南流する。町域の中央を国道二五一号と主要地方道の諫早―飯盛線が通り、西部を県道田結―久山(くやま)線が通る。下釜名の横津(しもがまみようのよこつ)に縄文時代の遺跡、後田名(うしろだみよう)や里名大門(さとみようだいもん)・池下名池(いけしたみよういけ)神社などに縄文・弥生時代の遺跡がみられ、平古場名寺下(ひらこばみようてらした)や開名(ひらきみよう)安養寺(あんようじ)遺跡では古墳時代の竪穴住居跡が検出され、また土師器や石包丁が出土している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by