日本歴史地名大系 「飾郡」の解説
飾郡
かつしかぐん
- 東京都:武蔵国
- 飾郡
旧利根川流域に位置し、台地部と低地部からなる。古代以来下総国に属し、東は同国
〔古代〕
「和名抄」所載の郷は
奈良時代中葉以降に至り相模国から武蔵国を経て下総国に向かう駅路が開削されるようになると、葛飾郡を通過した。「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条には下総国駅馬として「井上十疋、浮嶋、河曲各五疋、茜津、於賦各十疋」、伝馬として葛飾郡一〇疋とみえる。
飾郡
かつしかぐん
- 千葉県:下総国
- 飾郡
下総国の西端に置かれた古代以来の郡で、南北に長く延びた郡域であった。東は
〔古代〕
律令期以前、国造の置かれていた記録はないが、江戸川・利根川流域を中心に古墳群の分布を認めることができ、拠点的に有力豪族層の存在していたことを示している。江戸川流域では、五世紀代の主要古墳として円墳
郡の成立時期は未詳であるが、景行天皇が安房
飾郡
かつしかぐん
- 埼玉県:武蔵国
- 飾郡
古代・中世には下総国に属し、承和二年(八三五)六月二九日の太政官符(類聚三代格)に「武蔵下総両国
〔古代〕
「和名抄」高山寺本は
〔中世〕
平安時代末期以降、郡域には
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報