(読み)カレイ

デジタル大辞泉 「餉」の意味・読み・例文・類語

かれい〔かれひ〕【×餉】

かれいい」の音変化。
「常知らぬ道の長手をくれくれといかにか行かむ―はなしに」〈・八八八〉

かれ‐いい〔‐いひ〕【×餉/飯】

炊いた米を乾燥させたもの。旅行などに携帯した。ほしいい。かれい。
「木の蔭に下りゐて、―食ひけり」〈伊勢・九〉

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精選版 日本国語大辞典 「餉」の意味・読み・例文・類語

かれい かれひ【餉】

〘名〙 「かれいい(餉)」の変化した語。
万葉(8C後)五・八八八「常知らぬ道の長手をくれくれと如何(いか)にか行かむ糧米(かりて)は無しに 一云、可例比(カレヒ)はなしに」

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