旺文社世界史事典 三訂版 「首長法」の解説
首長法
しゅちょうほう
Act of Supremacy
イギリス王ヘンリ8世は,王妃キャサリンとの離婚問題でローマ教皇パウルス3世と対立,聖職者の特権を廃止し,教皇への上告を禁じたため,教皇の破門を受けたのに対抗したもの。これがイギリスの宗教改革である。ヘンリ8世の死後,2代にわたる混乱があったが,1559年にエリザベス1世が再度これを発布し(統一法)イギリス国教会が確立した。
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