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馬埒殿 ばらちでん

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世界大百科事典 第2版の解説

ばらちでん【馬埒殿】

長岡宮,平安宮の馬場の正殿。818年(弘仁9)4月に平安宮で宮殿,院堂の名称を改めた際に武徳殿(ぶとくでん)と改称。現行の《日本後紀》《類聚国史》などの諸書には〈馬垺殿〉と記すが,垺は埒の俗字で,埒が正しい。埒は正しくは〈れつ〉で,〈らち〉は国訓。馬埒は馬場の柵を意味し,騎射を行う際に武徳殿前に設けた南北方向の2列の柵を指すものであろう。毎年恒例の5月5日の端午の節会の騎射を行い,正月17日の大射や7月7日の相撲の節会を行ったこともある。

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