デジタル大辞泉 「馬場殿」の意味・読み・例文・類語 うまば‐どの【馬場殿】 騎射うまゆみや競くらべ馬を見るために、馬場の中央に設けられた殿舎。宮中では武徳殿をいう。うまばのおとど。 ばば‐どの【馬場殿】 「うまばどの」に同じ。「これを捕り奉り、則ち―に押し籠め奉る」〈太平記・一二〉 うまば‐の‐おとど【馬場▽殿】 「うまばどの」に同じ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「馬場殿」の意味・読み・例文・類語 うまば‐どの【馬場殿】 〘 名詞 〙 馬場の埒(らち)の中央に設け、騎射(うまゆみ)を見分する殿舎。特に宮中では武徳殿をいい、五月端午の節会(せちえ)の騎射の見分の座となった。うまばのとの。うまばのおとど。ばばどの。[初出の実例]「むまば殿〈略〉かたはらに、西、東の御厩、別当、預かりことことしう、御馬十つつ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)吹上上) ばば‐どの【馬場殿】 〘 名詞 〙 =うまばどの(馬場殿)[初出の実例]「之を捕り奉り、則ち馬場(ババ)殿に押籠め奉る」(出典:太平記(14C後)一二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の馬場殿の言及 【武徳殿】より …《和名抄》によれば〈むまきどの〉と訓ずる。また馬場殿とも記す。818年(弘仁9)以前には馬埒殿(ばらちでん)と称した。… ※「馬場殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by