20世紀日本人名事典 「馬場義続」の解説 馬場 義続ババ ヨシツグ 昭和期の司法官 検事総長。 生年明治35(1902)年11月3日 没年昭和52(1977)年2月24日 出生地福岡県 学歴〔年〕東京帝大法科〔昭和2年〕卒 経歴生家は貧しく、援助者があって東大に進んだ。昭和4年検事、東京区裁、東京地裁、大審院各検事を経て32年法務事務次官、36年東京高検検事長、39年検事総長。この間、昭和電工、造船、日本通運事件など、戦後の政官界汚職捜査のほとんどにタッチした。「検事は経理に精通しなければ汚職の摘発はできない」を持論とし、経済検察の中心的存在だった。職務上の指示は的確、敏速、激しい性格でもあって「カミソリ」ともいわれた。東京地検に特捜部が設けられたのは馬場の発言が影響したといわれる。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「馬場義続」の解説 馬場義続 ばば-よしつぐ 1902-1977 昭和時代の検察官。明治35年11月3日生まれ。東京地裁,東京控訴院,大審院の検事をへて,東京地検検事正,法務次官,東京高検検事長,検事総長となる。下山事件,三鷹事件のほか,昭和電工,造船などの疑獄事件を手がけた。昭和52年2月24日死去。74歳。福岡県出身。東京帝大卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by